Team You & N

勝ちたい!スポーツ選手を応援する 心と体のコンディショニング

【心005】練習に対する意識

「その練習は何にいいの?」
これは、先日、女子サッカー日本代表復帰された、川澄奈穂美選手の台詞です。

川澄選手トークショーの質疑応答タイムで、ツライ練習の話題になり、フレンドリーな川澄選手は、御自分の体験を話された後、客席のジュニア選手に「みんながツライ練習は何?教えて?」と話を振ったのです。そこから、ジュニア選手がステージに上がり、ツライと言われている練習を実際にしてみせる事になりました。爬虫類独特の四つん這いの歩きをゆっくりと行う、イグアナと呼ばれる筋トレでした。ジュニア選手は、ちょっとして見せるだけつもりだったのですが、川澄選手の「もう少しやって見せて」「あそこまでやって」などの要望に応えたため、もう顔を真っ赤にしています。

そして、その彼に川澄選手が尋ねたのです。
「で、その練習は何にいいの?」

残念ながら、すぐに、ジュニア選手は答える事が出来ず、コーチのヘルプが入りました。

トークの中にもあったのですが、川澄選手は、練習に対し、これをする事によって、
・どんな変化が期待出来るのか
・試合のどんな場面に活かせるのか を
常に意識されています。

ですので
「で、その練習は何にいいの?」の台詞です。

そうですよね、何の為にやっているのか、わからないまま、練習しているのと、この練習をする事で、試合にどう活かせるのかをわかって練習しているのとでは身につきかたも大きく違いますよね。

*** 本日のNの視点 ***
普段の練習にも意識を高く持とう。
これが、試合への勝利へと繋がる!
君の勝利を応援している!

 

トークショーでも、めっちゃポジティブだった川澄奈穂美選手のブログは
↓です。是非訪れてみて下さい!
https://ameblo.jp/nahomi-kawasumi

 

本日も最後までお付き合いありがとうございました。
Team Y & N
メンタルコーチ N

【心004】緊張と目標

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最近、練習出来てないし、
コースに出来るのに緊張します。。
どうしたら、いいですか?
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ゴルフプレーヤーから御質問頂きました。
何で緊張するのかを伺いましたら
「やっぱり、それなりのスコアで上がりたいし、、、」
と結果を気にされていました。

では、ココで
*** 本日のNの視点 ***
です。

「緊張するなら、目標を変えてみよう!」

目標には「結果目標」と「行動目標」があります。
結果目標とは、「自己ベストを出す」などの結果に対する目標で
行動目標とは、「笑顔でプレーする」などの、その時出来る具体的な行動を目標にする事です。

一般的に、目標と言われているものは、結果目標を指しますが
結果目標は、緊張を強める事に繫がりやすく
今ココに意識をおく、行動目標の方が緊張を弱める事に繫がりやすいと言われています。

ですので
緊張が強まっているなら
結果目標を意識し過ぎていると思われますので
目標を行動目標に切り替えてみましょう。

その方は、
スコアについての結果目標を、
インパクトを大事にする行動目標に変えられて、コースに行かれましたが、さて、どうでしたでしょうね。報告いただくのが楽しみです。

どうぞご参考くださいませ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。
Team Y & N
メンタルコーチ N

【心003】客観視出来るようにしたいなら・・・

自分のプレーに指摘を受ける。
でも、その指摘に対する自覚はない。

もしかしたら
主観が強く、
行け行けドンドン!で
自分自身を冷静に振り返る事が出来てないのかもしれない。

*** 本日のNの視点 ***
こんな時は、客観視を取り入れてみよう。

では、客観視出来るようになる為にはどうするといいだろう。
ひとつの方法として
自分のプレーを撮影して見てみよう!
(電話対応のお仕事の方が自分の接客を録音して聞き直すのも、この手のひとつですね。)

こうする事によって、他人事のように、冷静に客観視する事が出来ます。
何度見ても、自分を見るのは、小っ恥ずかしい事かと思いますが、よりよくする為には必要な事でもあると思います。

どうぞご参考くださいませ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。

Team Y & N
メンタルコーチ N

【心002】勝つ と 負けない は同じ?!

本日も、ブログ Team You & N にお越しいただき、誠にありがとうございます!
さて、今日は、言葉の意味するところとイメージのお話です。

「負けないように頑張ります!」
トップアスリートの試合に向けてのコメントとして、よく耳にする言葉ではないでしょうか。
んー、日本人の奥ゆかしさを感じますねー。「勝つ」という言葉では表現しないところに。苦笑。

ところで「負けない」と「勝つ」は同じなのでしょうか。
「勝つ」の反対語は「負ける」になるので、それを否定した「負けない」は、言葉の意味するところとは、「勝つ」と同じになるかと思います。
しかしながら、まず言葉として違う訳ですから、全く同じ意味な訳ではなく、特にそれらの言葉をイメージ化した場合は大きく違います。

まず、「勝つ」をイメージ化した場合は、ただ純粋に勝つ事がイメージされるので、特に問題はないかと思います。
それに対し「負けない」ですが、こちらは一旦「負ける」事がイメージされ、それを消しゴムのようなもので消したような状態のものが、イメージされると言われています。

んー、わざわざ、負ける自分をイメージして、それを消しゴムで消す。。まぁ、まだキレイに消せればいいですが、消したのでは、残骸(残像)も残るでしょうし、望みとは違うものをイメージする事から始めて、望むものを手に入れるような面倒臭い事しなくても、始めから、望む勝利をイメージすればいいと思いますね。

☆☆☆ 本日のNの視点 ☆☆☆
いいイメージが、よりしやすい肯定的言葉使いを普段から使おう。

今回の例で言えば、始めから、望んでいる事を肯定的に「勝つ」という言葉で表現していれば、よかったわけです。言葉の選択は日常の癖が出やすいところなので、普段から意識していきたいところですね。

日本人はメンタルが弱いと言われがちですが、ある種の奥ゆかしさの現れですかね。ですが、もっと勝利したいなら、もう少し奥ゆかしさも減らしてみるといいかもしれませんよ。

本日は以上です。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。
また次の記事でお会い出来る事を楽しみにしております。

【心001】いいプレーは、いつも主観!?

今回は、ゴルフ編です。

ゴルフ競技者のお悩みで多いのは、
やはりホールの第1打になる、ドライバーショットの出来。

このお悩みに対応した時のメンタル共通点で多かったのは
どんな観察状態でプレーしていたかであり
特に「主観と客観」が注目点でした。
(主観と客観については、また後日詳しく紹介させていただきます。)

では、イメージで振り返っていきます。
よくなかったドライバーショットの場面と
過去のいい印象の残っているドライバーショット場面をそれぞれです。
五感的視点で確認していきますと、違いがある事に気づく事ができます。

例えば、
よかった場面だと、思い描いたボールの起動が再現された のに対し、よくなかった場面では、その時は気づいていなかったが、右のOBエリアがイメージとして再現される。という事は、意識的でないにしても、その時、右方向が意識されていた事が想像されます。ちなみに、お悩み場面では、実際に、2本も右方向にOBしてしまっています。。

別の例では
よかった場面では、五感情報がそれほど多くないのに、よくなかった場面では、やたらと多い違いがありました。それもプレーする事と関係なさそうなものが多い事が特徴的で、そこから、集中出来てない事が推測されます。

どちらの例でも共通しているのは、よかった場面は主観的で、よくなかった場面は客観的な事です。
感情も含め、より感じやすい状態は、主観ですから、身体の感覚が重要なプレー中は、通常、主観状態の方がいい結果に繋がりやすいようですね。

ちなみに、2つめの例にあげた彼女には、改善策として、自分の集中状態の癖を知ってもらい、特に視覚情報との関係が大きい事をアドバイスしました。そうしたところ、彼女は、顔の側面方向までスッポリ覆うようなサングラスをつけるようになり、集中しやすくなった と言っていて、この後、続けて二度コンペでベストスコアを更新、その後二度優勝しました。

ただ、ここでお伝えしたいのは、プレー中は主観の方が結果が出やすい人が多いようだという事であり、主観はいいが、客観はよくない という事ではありません。
また、この主観と客観は、人それぞれで、どちらが多いようだという傾向はありますが、同じ人でも場面が変われば、変わります。ですので、自分がどちら傾向であるか という癖を知る事や、これを切り変える事で、よりうまく運ぶ物事がある事を知っておいていただきたいです。

参考になる事がありましたら、幸せます。
スポーツ楽しみましょう。
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